▼低体温には、まず・・・?
食生活の見直しが前提です。
ですので、食生活、並びに生活習慣の見直しを無くしていくら良
い「健康食品」を摂取したところで、基本になる食生活や生活習
慣などがしっかりしていなければ意味がありません。
漢方医学では、食べ物を「体を冷やす陰性食品」
「体を温める陽性食品」「どちらでもない間性食品」
の3つに分類されます。
・陰性食品は白くて柔らかいケーキやおまんじゅう、葉菜類、
南方の果物などが該当します。
例として
牛乳・清涼飲料水・精白砂糖・お菓子類・マヨネーズ・
化学薬品・ケーキ類・カレー・ウリ類(スイカ・キュウリ
など)・もやし・胡椒・酢・豆乳・ビール・コーヒー・
ビタミンC・唐辛子・葉菜類(レタスなど)・トマト・
南方の果物類(バナナ・カキ・パイナップル・マンゴー・
キウイ・レモンなど)豆腐・ウイスキー・植物油など
・陽性食品は赤く黒い硬いものなので、梅干やチーズ、
根菜類などが該当します。
例として
塩・梅干・たくあん・卵・明太子・チーズ・味噌。醤油・
肉類・魚肉類・魚介類・根菜類(ゴボウ・ニンジン・
レンコン・ヤマイモなど)ネギ・玉ネギ・ニラ・ニンニク・
ショウガ・朝鮮人参・塩辛・日本酒・焼酎のお湯割り・
ビタミンE・ご飯のコゲなど
・間性食品は主に黄色いもので、玄米や黒パン、大豆
サツマイモなどが該当します。
例として
玄米・黒パン・そば・あわ・ひえ・きび・大豆・小豆・
納豆・カボチャ・サツマイモ・サトイモ・コンニャクなど
▼低体温と水分の関係?
「水分をたくさん摂ると新陳代謝が良くなる」という説が
ありますが、実際はその逆です。
清涼飲料水をはじめコーヒーなどの水分を摂り過ぎる
と体が冷え、体内の各臓器の働きが低下します。
その結果、摂取した栄養分が十分に燃焼されず、
血液が汚れることになります。
また、腎臓や大腸、皮膚、肺など、老廃物の排泄臓器
に負担をかけるため、各臓器の働きがにぶってしまい排泄
すべき水分量が減り、体内に少しずつ水分がたまって水太り
を引き起こす原因にもなっているのです。
▼低体温って・・・!
| 体温 | 生命の状態 |
|---|---|
| 36.5℃ 健康な人間 平均体温 |
身体細胞の新陳代謝が活発で、健康な状態。 免疫力も高いので、病氣をほとんどしない状態の 体温です。 |
| 35.5℃ 低体温 |
自律神経失調症で排泄機能の低下や、アレルギー体質など新陳代謝がうまく働いていないので体調不良が多い状態。 |
| 34℃ 生死の境 |
海難救助で救出後、生命回復ができるかを判断 する体温。 自分で自分の体を自由に動かす事が不可能な 体温です。 |
| 33℃以下 死の入り口 |
雪山で遭難し、幻覚が出てくる体温。 死が目前の状態です。 |
「冷えは万病を呼ぶ」という言葉がありますが、体が低体温で冷えて
くると体内のあらゆる代謝反応が抑制されるため、不燃物(中間代謝
産物)が残留し、血液が汚れます。
代謝が悪くなるということは、体内の水分をうまく排泄できなくなると
いうことでもあります。
▼低体温と運動の関係?
昔は今と全く生活も違い、自動車、洗濯機、掃除機などの
製品が普及してませんでしたので、歩いたり、洗濯したり、
掃除したりも体全身を使って動いておりました。
しかし、人間は他の動物と違い、いろいろなものを発明し
不便さを便利にし、豊かに生活を送る知恵を身につけてきました。
その代償に日頃何かのスポーツなどをやる以外はほとんど
体をあまり動かさなくなりました。
体を動かさないでいると、体温が下がって体が冷え、低体温に
なっていきます。すると、食べたものをちゃんと体内で燃焼でき
なくなり、血が汚れていきます。
人間の体の筋肉の70%以上は腰から下にありますから、
散歩やウォーキング、ジョギングなどで足腰を鍛えると良いと思います。
そうすることにより、体温は徐々に上昇し、体の冷えがなくなり
食べたものもちゃんと燃焼してくれる体になって行きます。
このちょっとした運動をするか、しないかで血液の流れが随分と
違ってきますので、まず、はじめは無理をせず、少しずつの運動
からスタートすることをお勧めいたします。
ちなみに私も毎朝だいたい3~4kmほど散歩をしたりジョギング
したりして楽しみながら続けております。
「継続はチカラ成り」ですので、少しずつでもやりはじめることが
肝心ですよ!
▼低体温とストレスの関係?
人間の体に肉体的、精神的負荷(ストレス)がかかると、
それに対抗するために、副腎髄質からアドレナリン、副腎皮質
からコーチゾールが分泌されます。
・アドレナリン
血管を縮めて血行を悪くすると同時に、血液中のコレステ
ロールや中性脂肪を増加させて血液を汚します。
また、血栓をつくるフィブリノーゲンも増やすため、
脳血栓や心筋梗塞の誘因になるとされています。
・コーチゾール
白血球の中のリンパ球を溶解して免疫力を低下させます。
怒りや悲しみ、不安、疲労、寝不足などが続くと、人は病氣に
かかってしまいます。
「病は氣から」と言われるように、いつも笑顔で楽しく好きな
ことに熱中し、夢中になれる趣味や仕事を見つけ、ストレスを
発散するように心がけることが何よりも大切ですね。
▼低体温と薬の乱用?
あなたの周りにもいませんか?また、あなた自身かも?
私の知人もそのような方がおられます。
ある時は頭痛がするから頭痛薬、またある時は胃痛、腹痛が
するから胃腸薬、またまたある時は便秘だから便秘薬という
方がおられませんか?
これでもダメなら病院へいって診察してもらい、またまた服薬
をもらう方。
客観的にみるとすごい薬の摂取量ですよね?そして最後は
予防が必要ということで「健康食品」をまた摂取。
何が良くて何が悪いのかがまったく分かっていない状態です。
ほとんどの化学薬品は体を冷やします(甲状腺ホルモン剤は例外)。
例えば痛みには鎮痛剤を処方しますが「鎮痛解熱剤」といわれる
ように体を冷やす作用があります。
人によっては、薬を飲むと薬疹(じんましんや湿疹)や嘔吐など
の副作用が出ることがありますが、これらはみな、薬で体が冷え
るから低体温になる症状です。
これは、余分な水分を体外へ排泄し、体を温めようとする反応なの
です。
高血圧や肝臓病、高脂血症などで化学薬品を長期間服用していると
一時的には良くなっても、やがて体が冷え、血行が悪くなり、それが
さまざまな病氣の下地をつくる恐れがあるとされています。
薬に頼ろうとするより、根本的に体質改善することが何よりも
大切なのです。
▼低体温と入浴の関係?
最近の若者に多いのが、「カラスの行水」です。
ゆっくり湯船につからず、シャワーだけで済ませてしまい、
体がどんどん冷えていき、低体温になっています。
体の芯から体が温まるということは、体温を上げ、体内の
余計な水分を排出する作用があります。
しかし、シャワーですと体温が湯船にゆっくりつかった
場合に比べて全然違います。なので、冷えが悪化して低体温
になっていく原因です。
湯船につかれば、静水圧(水の重さ)で全身が圧迫される
ため、全身の血行が促され、冷えが解消されていくのです。
▼低体温と血液の関係?
人間の体調は人それぞれ違います。十人十色と言うぐらい
ですから、さまざまな体調の方がおられます。
そして、この中で大きく分けて2種類の体質の方に分ける
ことができます。
それは、体温が36.5度(健康な人間の平均体温)以上
ある人と無い人です。
実際に測ってみると、ほとんどの人が36度前後、あるいは
35度台、ひどい場合は35度に達しない人もおります。
体温がこの健康な人間の平均体温より低い方は低体温なので、
特に陰性食品や水分の摂り過ぎには注意が必要になります。
体が冷えると体内のあらゆる代謝反応が抑制されるため、
不燃物(中間代謝産物)が残留し、血液が汚れてしまう
のです。
代謝が悪くなると、体内の水分をうまく排泄できなくなる
ということでもあります。
なので、低体温の方が水分をうまく循環させるには
まず、自分自身の体温を上げるようにしなくてはなりません。
それからでないと体内の水を綺麗に循環させるにはどう
すれば良いか?ということは難しいのかもしれません。
ただ、体温を上げるようにすると血液も綺麗になり、
水分も綺麗に循環するということでもあるので、
一石何鳥もの効用が体温を上げるだけで変わって
くるようです。
それでは、どうすれば体温を上げることが出来るのか?
ということですが、これは日頃からの生活習慣をまず見直さ
なくてはなりません。
▼低体温と食べ物の関係?
簡単に言えば生活習慣の見直しです。そして低体温になる
原因をまず自分が知ることです。簡単に言いましたけど
知ってるようで知らない話なので説明していきますね!
現代人のほとんどは、食べ過ぎです。
食べ過ぎは血液中の糖分や脂肪、タンパク質などを増加させ、
血液を汚して、汚血をつくります。
栄養素の消化、燃焼を妨げ、老廃物や中間代謝産物を多く
作り出し、血液を汚します。
また、もう一つの原因として、「食べ違い」があげられます。
日本人の食生活は、戦後を境に大きく変化しました。
戦前の日本人は米や芋をたくさん食べていましたが、
戦後からそれらの穀類が激減し、反対に牛乳・乳製品は
約20倍、肉類は約10倍、卵は約7倍にも増えました。
その結果、「日本型の病氣」といわれた脳出血や胃ガン、
子宮頸ガンなどが減少し、変わりに「欧米型の病氣」と
呼ばれる脳梗塞や大腸ガン、乳ガン、卵巣ガン、糖尿病
などが激増しているのです。
本来、動物の食性は「歯の形」で決まります。
人間の歯は32本ありますが、うち20本は穀物用の
臼歯、8本は野菜や果物用の門歯、あとの4本が魚や
肉用の犬歯です。
つまり人間に最も適した食性とは、穀物を主体に野菜や
果物を適度にとり、肉は1割程度で十分ということ
なのです。
肉食中心の高脂肪食は、人間本来の食性に合っていません。
「食べ違い」の結果、血液中に余分な栄養があふれて血が汚れ、
病氣になってしまうのです。




